夏と言えば金魚ですね!
夏休みになり、盆踊りやお祭りの露店で金魚すくいをする人も多いと思います。
子供が金魚をもらってきて金魚を買い始め
る方もいますよね。
これから自宅で金魚を飼ってみたいと思う
人も多いのではないでしょうか?
金魚の水槽がひとつあるだけで、お部屋の
雰囲気がとっても涼やかになりますよ♪
日本での金魚の歴史
中国で1000年以上変遷を重ねてきた金魚が
日本にもたらされたのは、室町時代の中頃
(16世紀初め)とするのが定説です。
当時、金魚は貴重品として一般庶民の手に
入れられるものではなく、江戸時代に入っ
てからも、その初期の頃は金持ちの武家や
上流の家庭での飼育のみに限られていたよ
うです。
江戸時代の後期になると、普通の町民たち
の間でも飼われるようになり、さらには
浮世絵や家具・着物の柄にも金魚が描か
れ、庶民の間に金魚ブームをよびました。
金魚は江戸時代に庶民の間に広がり、それ
からずっと人に親しみのある魚として愛さ
れてきたようです。
金魚ちゃんをつれて帰ってすぐにすること!
金魚を家に連れて帰ったら、すぐ用意した水槽で元気に泳がせてあげたいと思ってし
まいがちです。
でも長旅を終えたばかりの金魚は少しお疲れモード。
しばらくはゆっくり休ませてあげることが大切です。
まずはバケツなどにたっぷり0.5%の塩水(水1リットルに対して塩3グラム程度)を作り、
そこで1~2週間ほど休ませてあげてください。
この塩水で元気になります。
※金魚を飼育していると白点病や尾ぐされ病などの症状が現れることがあります。
これらの病気も初期であれば塩で症状を改善させてあげることができます。
この場合、塩の量は水1Lにたいして5gです
水道水は、塩素を取り除くためにカルキ抜きをする。
水道水にはカルキという消毒効果がある
成分が含まれています。
もちろん人には影響のない量ですが金魚に
とっては猛毒ですので金魚を飼育するた
めの水は必ずカルキ抜きをしたものでなくてはなりません!
カルキ抜きをするためには、専用の中和剤があります。水道水を1日外へ置いておいても大丈夫なようです。
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水槽も用意してあげましょう
- 45cm(幅):小型なら6尾・中型なら3尾
- 60cm(幅):小型なら10尾・中型なら6尾・大型なら3尾
- 90cm(幅):小型なら15尾・中型なら8尾・大型なら5尾
金魚の大きさ(体長)の目安は、小型(2~3cm)、中型(4~5cm)、大型(6cm~)です。
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金魚のエサはいつあげる?すぐにあげてはだめ?
金魚ちゃんは、新しい環境に馴染むまではストレスなどから消化不良になりやすいので、
最初の2日間くらいはゴハンを与えず3日目
くらいに餌をあげます。
断食するのも、飼いはじめる際の大切な準
備期間です。
餌の種類は粒タイプの方が水も汚れずオススメです♪
1粒ずつ様子をみてあげましょう。金魚が
あまり食べなくなったらあげるのをやめま
す。
1日1回で大丈夫です。
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水草を選んであげよう♪
美しい色が魅力の金魚は、水草の緑色と
も色のバランスがばっちりです。
水草の中を泳ぐ金魚の姿は、見ているだけ
で癒されますね。
金魚は可愛いのに大食漢のようです。
水草が大好物のようですよ♪
金魚ちゃんたちにぴったりの水草をご紹介
いたします!
アヌビアスナナ
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どうしても金魚水槽で水草をレイアウトしたい場合におすすめなのが、金魚に食べられない水草の王道・アヌビアスナナです!
丸い葉が可愛らしい、サトイモ科の水草です。
流木に活着したものを入れれば、和風になりがちな金魚水槽も、一気に熱帯魚水槽のような、エキゾチックな水槽にかわります!
もともと陰性ですのでライト・日照不足にも強く、葉が硬くて、絶対に金魚に食べられません。 強い水草ですので、どんな水槽でも順調に育っていき、温度さえ合っていれば、枯れてしまうことはまずありません。
しかし葉が硬すぎるので、金魚のヒレ
が引っかかり破れてしまう恐れがあります。
さらに、成長が遅すぎて、葉にコケがはえてきやすいのが難点です。
暖かい地域の水草ですので、冬場はヒーターが無いと一気に元気を失い、枯れることがあります。
レイアウトを保てるので嬉しいですね♪
小さな水槽にはプチタイプがおススメ!
アナカリス
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成長がとても早く、下のほうをかじりつくされても、芽(上部)は元気、というような感じで育っていきます。
かじられたところをトリミングして、また水槽に戻すことが可能です。
経済的ですね♪
高い成長力で、水の富栄養化を防いでくれる優秀な水草です。
水温の変化にも比較的強いですし、茎もしっかりしているため、金魚たちにとってかじりやすいタイプの水草です。
根はほとんど生えないので、レイアウトには重りが必要です。
購入時についている鉛は金魚たちに悪影響を及ぼすので、セラミックのリングなどに付け替え、使用しないようにしましょう。
また、葉が硬いためか、コケが着く場合があります。
せっかく迎えた新しい命。
大切に守ってあげたいですね。